入浴だけじゃない!簡単な活用法で効能も!WELEDA(ヴェレダ)のバスミルクで毎日の巡り&リラックスルーティーンに
“自然と人間の調和”を第一使命と考え、安心・安全でサスティナブルなモノづくりを実現している「WELEDA(ヴェレダ)」。
創立者であるルドルフ・シュタイナーによって1921年に自然医療品メーカーとしてスイスで誕生しました。
「植物観と自然原理を取り入れた有機栽培農法、栽培から製品化の工程すべてにおいて厳しく定められた高い品質基準、生産地への敬意と永続性」という、一貫した哲学を持ち続け、今もなお進化し愛され続けているナチュラルオーガニックなブランドとして知られています。人にも自然にも優しい、そんなWELEDAのバスミルクを通して今回、現代人が今こそ見直すべき入浴の習慣について考えてみたいと思います。

今回、バスミルクを通して、お風呂の大切さについてお話ししていただくのは、ヴェレダ・ジャパンの営業チームでアシスタントマネージャー兼トレーナーをしている伊藤久子さん。伊藤さん曰く「最近、お風呂に入らずシャワーなどで済ませている人が増えている」ということで、そんな由々しき事態を打開すべく、お風呂に毎日入りたくなるバスミルクのお話から伺いました。
バスミルクとは?バスミルクに対する正しい知識や使い方を見直し!

松倉:実は個人的に、入浴剤はクレイやバスソルトが多く、バスミルク自体使う機会がほとんどないのですが…。
伊藤さん:(以下、敬称略)確かにおっしゃる通り、最近はメーカーさんでもバスミルクを出しているところが意外に少なくなってきています。でも、風呂釜への影響などを考えると、もっとバスミルクは普及してもいいと思っており、今回こうした機会に、バスミルクの良さをお伝えできればと思います。
深い研究から生まれたWELEDA(ヴェレダ)のバスミルクが身体と心を健やかに導く
松倉:よろしくお願いします! ではまずはWELEDA(ヴェレダ)のバスミルクについて、その特徴などを教えてください。
伊藤 :WELEDAの全てプロダクトは、創立者であるルドルフ・シュタイナーが提唱する「アントロポゾフィー(人智学)」に基づき作られています。もちろんこちらのバスミルクもアントロポゾフィーに基づいています。
アントロポゾフィーは、「人間の叡智」という意味を持ち、科学的な考察から出発し、精神世界の研究へと応用されました。この研究方法は教育、建築、芸術、医療などの分野にまで幅広く影響を与えています。
WELEDAの設立の土台は、人体にはすばらしい自己治癒力が備わっているという理解をベースに、それでも何らかの助けが必要になるときもあるという考えのもと、天然原料を用いて身体の治癒力を促進するパーソナルなヘルスケア方法の開発からなっています。こうした信念と科学的・哲学的知識への深い理解が土台となっているのです。
このような深い研究のもとに作られた点がWELEDAのバスミルクの特徴で、だからこそ身体も心もより健やかに保ってくれるのではないかと思います。
また、入浴による身体を芯から温める温浴効果と、バスミルクのエッセンシャルオイル(香り)の効果により、様々な効能を感じていただくこともできると思います。
松倉:なるほど!身体だけでなく、心の健やかさにもつながるのですね。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルクの香りとその効能について


伊藤:ヴェレダのバスミルクは6種類ありまして、アルニカ、モミ、ローズマリー、シトラス、ラベンダー、ワイルドローズになります。そしてローズマリーを除いた5つのミニサイズボトルが詰め合わせになったミニセットがあり、加えて赤ちゃんの沐浴にも使えるカレンドラ ベビーバスミルクと乾燥対策におすすめのクリームタイプのバスミルク、カレンドラ クリームバスミルクがあります。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルク:アルニカ
もっとも温浴タイムに適し、肩や腰、足などの全身浴のケアに

バスミルクの中でもっとも温浴タイムに適しているのがアルニカです。最近、温活という言葉が浸透しつつありますが、スポーツをする方などはアルニカバスミルクを入れてしっかりと入浴し、温浴効果で身体を芯から温めてリフレッシュしていただければと思います。香りはメインにローズマリープラスラベンダーがブレンドされた爽快なハーブの香りで肩や腰、足などを全身浴でケアができます。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルク:モミ
鼻がすっきりしないとき、風邪気味や花粉症の時期におすすめ

モミは冬場の寒い季節におすすめでして、お湯に入れるとまるで森林浴をしているような香りが広がります。男女ともに人気のアイテムです。温浴により身体を芯からじっくりと温めまり、私はちょっと風邪気味っぽいときや、花粉症のときの鼻がすっきりしない時におすすめしています。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルク:ローズマリー
すっきりとした香りで包まれたいときに

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ローズマリーはお料理などでも使われるので、馴染みがある方もいらっしゃるかと思いますが、すっきりした香りで朝の目覚めにも効果的なので、個人的には朝の入浴にもおすすめです。もちろん、お風呂での温浴により身体を温めてくれる効果もあるのですが、手軽にできる手足の部分浴にもおすすめですね。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルク:シトラス
夏でも爽やかな入浴で、冷房などの夏冷えにも

これは夏に特におすすめのバスミルクです。暑くてどうしても湯船に浸かる頻度が下がる夏にぴったりです。外は暑いのに、室内では冷房が効き過ぎていたりして寒暖差が激しく自律神経が乱れたりする人は、レモンジュースのようなシトラスの香りでリフレッシュしていただきたいです。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルク:ラベンダー
よりリラックスしたバスタイムを過ごしたいときに

ラベンダーは心を解きほぐす繊細でやさしい香りで、湯船に浸かることでリラックスすることができます。おやすみ前や週末にゆっくりバスタイムを楽しむと時におすすめです。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルク:ワイルドローズ
保湿して、しっとりした肌に導きたいときに

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これはクリームバスミルクという名の通り、ボディミルクをお風呂に入れたようなバスミルクです。保湿効果が高く、女性好みのローズの香りがバスルームに広がるのでラグジュアリーなバスタイムを楽しむことができます。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルク:カレンドラ ベビーバスミルク
赤ちゃんの沐浴から大人のゆらぎ肌が気になるときに

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カレンドラはスタンダードなバスミルクというより、ベビーケア用に作られたバスミルクになります。他のバスミルクと違いベビーシリーズの特性上、ベビーや小さいお子様と一緒にケアをすることを想定し、ボトルがプラスチック素材であること、またワンタッチで開けられる蓋になっています。
キープラントになっている植物であるカレンドラは別名「太陽の花嫁」と言われているのですが、保護・保湿して、肌荒れも防いでくれるお守りのような植物。色も香りも他のバスミルクに比べると茶色い色味で驚かれますが、オレンジ色のカレンドラの花を乾燥させた色合いであり、特徴的な香りはハーブ本来の香りです。本国開発者も赤ちゃんだけでなく、季節の変わりなどゆらぎやすい時期には大人の方でもぜひ入浴してほしいと話しているほどです。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルクの使用量と使い方、ちょっとしたコツ

松倉:バスミルクは1回にどのくらいの量、湯船に注ぐとよいですか?
伊藤:普通のサイズの浴槽でしたら、1回に10mlを目安にお湯に注いで入っていただければと思います。ミニサイズの詰め合わせは1本のボトルが20ml入りで、1本につき2回分になります。クリームバスミルクは溶けにくい時があります。そんなときは洗面器に少しお湯を取り、そこで先にしっかり溶かしてから湯船に溶かすことをおすすめしています。
湯船に注ぐ以外にも使い道はさまざま!WELEDA(ヴェレダ)バスミルクをアレンジして有効活用
松倉:それぞれ特徴について聞くと、入浴は絶対したほうがいいし、そのときにこのバスミルクを使うとより身体にいい効果が期待できそうですね。ちなみに、浴槽に入れる他に活用方法があれば教えていただきたいです。
● 肌の潤いとリラックスを!スチーマーとして

伊藤:はい、もちろんあります。まずは洗面器にお湯を入れ、その上に顔をかざし、頭からバスタオルをかけて覆うと簡易的なスチーマーになります。モミバスミルクを使うと森林浴した気分になり、鼻にも清涼感があります。蒸気で肌も潤い、リラックス効果もある、一石二鳥です。
松倉:確かに部屋が乾燥したりしていても、お風呂を入るのは大変だなというときに、顔周りをスチームできるのは嬉しいですね。
● 電子レンジでできる「温湿布」&水で濡らすだけ「冷湿布」に!

伊藤:あとは濡らしたタオルを使い、温めて温湿布にする方法と、冷湿布にする方法があります。濡れたタオルを電子レンジで温め、そこに数滴、バスミルクを垂らして首や肩に当てたり、お腹に当てると手軽に温活ができます。
特におすすめなのはアルニカ、モミ、ローズマリーのバスミルクですね。冷湿布はタオルを水で濡らし、夏場はおでこや首筋にあてると気持ちがよいです。使うバスミルクはラベンダーやシトラスなどがおすすめです。爽やかに香るシトラスとリラックスできる香りのラベンダーはおしぼりにして手や顔を拭くときに使っていただいてもよいと思います。
● 女性の冷えには「座浴」もおすすめ
松倉:お風呂に入る以外、日中や寝る前などにも、活用方法でそうですね。
伊藤:はい、その他にもベビー用のカレンドラベビー バスミルクは、体が冷えやすい女性が座浴をするにもおすすめです。
● WELEDAのバスミルクでベーシックに入浴して身体を温めて!

伊藤:まずは、シャワーだけで済ませていた入浴時間を、浴槽のお湯に浸かって芯から体を温めるという習慣をつけて欲しいです。手足から身体全体の疲れの取れ方が全然違いますし、睡眠にもすごく影響してくると思うので、とにかくお風呂には入った方がいいと思います。
まだまだある!WELEDA(ヴェレダ)インストラクターおすすめのバスミルクの活用法
松倉:ちなみに伊藤さんご自身はどんな使い方、または使い分けをされていますか?
伊藤:うちにはワイルドローズ以外の6種類がありまして、寒さが身にしみる冬にはぬくもりを感じる香りのバスミルクをメインに使っています。アルニカ、モミ、ローズマリーを気分に合わせて選んでいます。また季節の変わり目で肌の調子が気になるときや、デリケートになるタイミングではカレンドラベビーバスミルクを使います。そして夏場、暑さが厳しいときはシトラスを使いつつ、リラックスしたいとき、がんばった1日の終わりにはラベンダーを選ぶこともありますね。
松倉:やはり、玄人目線の使い分けですね。
知ってもっと楽しむ!WELEDA(ヴェレダ)バスミルクの注意点&疑問点

松倉:基本的な使い方から応用編までわかったところで、バスミルクにまつわる注意点や今更聞けない素朴な疑問にお応え頂ければと思います。
Q. WELEDA(ヴェレダ)バスミルクを入れたお湯の追い炊きは?
松倉:まずバスミルクを溶かしたお湯は追い焚きしてよいでしょうか?
伊藤:基本的に追い焚きは問題ありませんが、24時間適温を保つ循環設備などがあるものに関して大丈夫かどうかは言及できないため、あまりおすすめしておりません。また香りは、良質なエッセンシャルオイルを使用しております。香りを楽しむには、なるべく入浴直前にバスミルクを湯船に溶かしていただくことをおすすめします。
Q. WELEDA(ヴェレダ)バスミルクを入れたお湯でのお洗濯は?
松倉:では次に、お風呂に浸かった後の残り湯は、洗濯に使えますか?
伊藤:これは、ワイルドローズ、カレンドラのクリームバスミルク以外なら大丈夫です。ただしデリケート洗いが必要な衣服に関してはおすすめしておりません。
Q. WELEDA(ヴェレダ)バスミルクの使用期限は?
松倉:バスミルクの使用期限はありますか?
伊藤:もちろんありまして、それぞれの製品に書かれています。ヴェレダはもともと医薬品を作っている会社なので、とても管理が厳しいです。使用期限は製品によっても変わるので「バスミルクは何ヶ月」と一概には言えませんが、パッケージにも商品にも同じ日時が書かれているのでちゃんと確認していただきたいです。先ほども言いましたが、エッセンシャルオイルは良質のオーガニック、ナチュラルなものを使っているので、香りと製品の良さをしっかりと楽しんでいただくには3、4ヶ月ほどで使っていただくのが理想的です。日本は高温多湿な環境なので、早めに使っていただくのがいいと思います。
Q. WELEDA(ヴェレダ)バスミルクと一緒に使うと効果的なアイテムは?
松倉:バスミルクと一緒に使うと効果的なアイテムはありますか?
伊藤:バスミルクが入ったお風呂で身体を温めて、角層にしっかりと水分が含まれることによって、その後に肌につけるオイルやボディミルク、クリームの角質層への浸透はとても良くなります。
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松倉:ヴェレダでは、保湿アイテムも充実していますから、合わせて使うと良さそうですね。
伊藤:はい、ヴェレダといえばオイルのパイオニアと言っていただけるほど良質なオイルアイテムを揃えており、ボディミルク、クリームも充実しているので是非合わせて使っていただきたいです。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルクはミルク状の入浴剤だが、オイルによって保湿効果も

松倉:そういえば、ドラッグストアなどでバスミルクに「潤い」という文字が入っていたりするのですが、保湿する成分はあるのでしょうか?
伊藤:確かにドラッグストアで見かけますね、しっとりという文言が使われていたりするバスミルク。でもバスミルクと付くもの全てが保湿してくれるのではありません。ヴェレダのバスミルクはあくまでミルク状の入浴剤であるという意味でネーミングしていますが、ワイルドローズとカレンドラのクリームバスミルクは、保湿効果の有るクリームタイプなので商品説明に「保湿」という言葉を使っています。その他のバスミルクの効能については先程お話しした通りです。
松倉:あっ、効果ではなくものの状態、テクスチャーをミルクとしているという! 考えてみたらそうですね。
WELEDA(ヴェレダ)バスミルクとボディオイルでさらにバスタイムが楽しく効果的に
松倉:個人的に気になるのが、バスミルクとボディオイルの組み合わせです。香りは揃えた方がいいんでしょうか?

伊藤:香り、シリーズを合わせることで、香りを楽しむことができると思います。もちろんそこはお好みですが、例えば人気のホワイトバーチオイルは柑橘系のボディオイルなので、バスミルクはシトラスがオススメです。またアルニカのバスミルクに、シトラスのボディオイルは香りが違うので合わないように思いますが、バスミルクの香りはずっと続くわけではないので、しっかり身体を芯から温めた後で塗る分には問題ありません。
松倉:では好みや気分に合わせて選びながら、自分でお気に入りの香りや組み合わせを見つけていただけるといいですね。
伊藤:そうですね、そうしてバスタイムが楽しくなることで、一人でも多くの方が1日でも多くお風呂に入るようになって欲しいです。とにかくお風呂には身体にいい効果ばかりあるので、率先して湯船に浸かっていただきたいです。
ご自身にとって、ナチュラル・オーガニックコスメとは?
松倉:聞けば聞くほど、お風呂に入りたくなってきます。では最後に、伊藤さんにとってナチュラルオーガニックとは?
伊藤:はい、それはヴェレダを通して考えてきたことなのですが、人間は自然の一部なので、自分の心の声や身体と向き合っていけば、当然求めるものの答えが自然にあると思っています。実際にこの仕事を始めて、私自身が昔よりさらにナチュラルなものを求めるようになりました。
私の思うナチュラルオーガニックとは、自然のものを享受することだと思います。ヴェレダは2021年に100周年を迎えるのですが、“Your Nature”というテーマを掲げ、植物はもちろん、殺生しない形で享受できる動物性のもの(ミツロウ、はちみつなど)、鉱物も使っています。そうして自然界からの恵みをもらうことで、人間は生かされているんだなと感じています。 松倉:今日は貴重なお時間、ありがとうございました!
最後に
個人的に、お風呂に入ってもお尻と太ももの冷えが気になると相談したところ「ホワイトバーチオイルがいいですよ」と、嬉しいアドバイスまでいただいたので、お正月休みの間にシトラスのバスミルクに入り、ホワイトバーチオイルでマッサージをしました。これからどう変化していくか楽しみなので、少しでもお風呂タイムを確保するようにしたいと思います!
2020年のスタートに、何か美容や健康に良い新習慣を作りたいと思っている人は、手近に始められる「お風呂」から始めてはいかがでしょうか?
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伊藤 久子 ヴェレダ営業チームアシスタントマネージャー兼トレーナー。ヴェレダ歴15年。現在、一年を通して「温活」に取り組んでいる。 |
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WELEDA(ヴェレダ) バスミルク 1921年スイスに誕生したオーガニックコスメのルーツと呼べるブランド。自然の力を最大限に引き出すバイオダイナミック有機栽培農法を基本に、高品質な自然の恵みだけを使って、自然のままの美しさと健康を追求しています。海外では自然医薬品も展開。 ≫ アイテム一覧 |
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ライター MATSUKURA 元ファッション誌エディターで、海外ゴシップ好き。ベースメイクの研究にハマり、さまざまなクリームやファンデーションをあれこれと試す日々。妊娠・出産を機に、インナービューティーへの関心が深まりつつも、模索中。双子(女の子)の母。 |